インタビュー:「市民の疑問に答える資材制作プログラム」に参加した学生の想い⑦
Innovation for NEW HOPE×学生の企画「市民の疑問に答える資材制作プログラム」に参加し、柔軟な発想で個性豊かな資材を作ってくれた9名の学生に想いと感想をうかがいましたので、各資材と共にご紹介します。
今回は、学生ならではの視点で体験プログラム報告をWebページ形式にまとめてくれた常葉大学のあいかさんとこはるさんです。(ニックネームで表示;インタビュー実施は2024年9月)
プログラムへの参加動機を教えてください。どのような期待がありましたか?
(あいかさん)医療の分野にはこれまで馴染みがなかったものの、デザインの領域でどのように関わっていけるのか興味があり、先入観にとらわれず新たな視点や気づきを得られることを期待して参加しました。
(こはるさん)普段学んでいるデザイン以外の内容を知る機会になると同時に、専門外の分野に対して、デザインの知見をどう活かすことができるのかを考えることができると思い、参加しました。デザイン学生ならではの視点や知見を活かして、プログラムに貢献できるかもしれないと感じたからです。また、今までデザインを学ぶ学生や経営を学ぶ学生と関わることはありましたが、医療分野を学ぶ薬学部の学生と関わる機会はありませんでした。異なる分野を学ぶ学生との交流をすることで、自分の視野が広まるきっかけになるのではないか、という期待からも参加を決めました。
体験プログラムで最も印象に残ったのは何ですか?
(あいかさん)遺伝子治療を受けた患者さんとの対話です(活動報告参照)。未来に希望を持てるようになり、今夢中になっていることがあると聞いたとき、私自身もその前向きな姿に心を打たれました。
(こはるさん)患者さんとの対談で聴いた「小坂先生の言葉を信じて、ネットの情報はあまり見ないようにした」という発言が最も印象に残っています。普段デザインを学ぶ中で、情報を魅力的に伝える工夫や、情報を構造化してわかりやすく伝える工夫の仕方を学んできました。医療においては、情報の正しさがカギになり、いかに信頼できる情報を頼りにするかが重要になることがわかりました。インターネットの情報を鵜呑みにせず、信頼できる先生の”生の言葉”を信じることが、自分自身や治療から得られる希望を信じることにもつながる気がしました。
なぜこのような資材を制作しようと思ったのですか?
(あいかさん)社会的平等に関心がありながらも、具体的な知識や関わりを持っていないため一歩引いてしまい、どう関与すべきかわからないという自分のような人に向けて、この資材を制作しました。
(こはるさん)医療分野を学んでいない学生だからこそ伝えられる情報や、伝え方を模索する中で、プログラムを通した学生の生の声や気づき、疑問を素直に表現する媒体として、適切だと思ったからです。また、Webページには縦に流れていく特徴があるため、学生が意識変容していった過程が視覚的にわかりやすいと感じました。
資材のリンクはこちら
なお、学生が制作した資材は、以下の点をご留意いただければ、どなたでもご利用可能です。
①クレジット表記『©Innovation for NEW HOPE、2024』をお願いいたします
②資材の内容は改変せずそのままご利用ください
③非営利でのご利用をお願いいたします。
④ご利用の際は問い合わせフォームまでご一報お願いいたします。
Innovation for NEW HOPEでは、これからも市民の皆さまに向けた情報発信を行ってまいります。
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